| Matrox MGA-II (ATLAS) 05.12.11 〜 Now | ![]() | ![]() |
| Now writing.. (Chip:Matrox ATLAS, Memory:SEC 2MBit DualportDRAM x8, RAMDAC:Brooktree Bt485, Board: n/a) |
| SiS 6326 05.11.11 〜 05.12.10 | ![]() | ![]() |
| Now writing.. (Chip:SiS 6326, Memory:MTec SDRAM 4MB, Board: n/a) |
| ATI RAGE PRO TURBO 05.10.11 〜 05.11.10 | ![]() | ![]() |
| Now writing.. (Chip:ATI RAGE PRO TURBO, Memory:Samsung 16MBit SGRAM x2, Board:Compaq n/a) |
| S3 Trio3D 05.09.11 〜 05.10.10 | ![]() | ![]() |
| Now writing.. (Chip:S3 Trio3D(86C365), Memory:VT 8MBit SGRAM x4, Board:HIS S3 Trio3D) |
| S3 ViRGE/DX 05.08.11 〜 05.09.10 | ![]() | ![]() |
| Now writing.. (Chip:S3 ViRGE/DX(86C375), Memory:tmTECH 4MBit SDRAM x8, Board:N/A ST-325A) |
| 3Dlabs PERMEDIA2v 05.07.11 〜 05.08.10 | ![]() | ![]() |
| nVIDIA "RiVA128"の出現によって勃発した3D戦争の初期、今や2大巨頭となったnVIDIAとATIに真っ向から勝負を挑んだのが3Dlabs。 元々3DlabsはビジネスユースのハイエンドなOpenGL系カードを作っていたので、高度な3Dグラフィックスチップ開発技術を持っていましたが、コンシューマー向けのグラフィックチップは手がけていませんでした。 しかしコンシューマーにも本格的な3Dの時代がやってきたと言うことで、2D描画機能とDirect3Dに対応したレンダリングエンジン"PERMEDIA"を発表。 さらに"PREMEDIA"の弱点である2D性能とDirect3D機能の強化、および"PREMEDIA"では別チップだったジオメトリエンジン(GLINT Delta)を統合しワンチップ化したのが"PREMEDIA2"となります。 "PREMEDIA2"は本格的なDirect3Dエンジンと2Dを搭載していたため、"RiVA128"や"RagePro"にも引けを取らない性能を持っており、これらライバル達と共に3D戦争の一時代を築きました。 しかし、一部条件下では"RiVA128"同等の3D性能を発揮するものの、非対応のDirect3Dファンクションがあるなど、その3D性能を生かしきれないソフトが多々あり、結局販売的には"RiVA128"等のライバル達には及びませんでした。 とは言えそこは3Dlabls。"PERMEDIA2"にはコンシューマー向けとしては本格的なOpenGLやHEIDI等の3Dハードウェアエンジンを搭載していたので、 安価なOPenGLカードとしてはそれなりに評価され、サーバやCAD、モデリング用途に採用される事も多かったようです。 また、1600x1200でリフレッシュレート85KHz設定が可能など、現在でも通用するような高性能な2D描画能力を持っており、 2DビジネスユースとしてはMatroxのチップ(この当時の主力は"MillenniumII")に匹敵する性能をも秘めていたりもします。 当時の3D至上主義(今となっては大した3D性能ではないのですが..)の中では、良い評価が得られなかったと言うことでしょうか。 なお、"PREMEDIA2"の後期には"PERMEDIA2v"というチップが出現。詳細不明ですが廉価版なのかもしれません。 そんな"PREMEDIA2v"を搭載するこのカード、Logitec "LGA-P2V/8A"というもの。MoSysの8MBit SGRAMを両面に計8枚搭載し、最大メモリ構成になっています。 また、"PERMEDIA2v"にはヒートシンクを装備。その他搭載部品や引き回し、基盤等は、全体的に無難にまとまっていてあまり特徴の無いカードです。 |
| ATI Mobility RADEON 7500 05.06.11 〜 05.07.10 | ![]() | ![]() |
| ATIのモバイルPC用グラフィックチップ"Mobility RADEON 7500"です。 昨今では省スペースPCや据置き型ノートPCなどが注目されはじめ、ノートPCと言えども強力な3D性能が求められるようになりました。 このニーズに対応するため、デスクトップ用GPUコアをベースに省電力化を図ったGPUが登場したわけです。 まず第一世代として、nVIDIAからは"GeForce Go"、そしてATIからは"Mobility RADEON"が発表されました。 IntelやVIA、SiSなどのチップセット統合型グラフィックがDirectX6世代であったのに対し、"Mobility RADEON"は"R100コア"ベースの"M6コア"を採用してDirectX7に対応。 デスクトップ向けGPUの"RADEON"並とまではいきませんでしたが、ノート用GPUとしては驚異的な3D性能を発揮したのです。 そして第二世代のモバイル向けGPUとして登場したのが、"R200コア"ベースの"M7コア"を採用した"Mobility RADEON 7500"です。 第一世代と同じくDirectX7対応ですが、省電力機能の強化や、ジオメトリエンジン"CHARISMA ENGIN"搭載によるT&L等のハードウェア処理の強化がなされました。 また外観上の特徴として、GPUとDDR-SDRAMがシステムインパッケージ(SiP)でワンチップ化されており、実装面積の低減とメモリ容量の増減を容易にしています。 個人的にはこのSiPが最大の萌えポイントでもあります。なお、最大で64MBのメモリをワンチップ搭載できるようですが、このチップのオンチップメモリ容量は16MB(8MBx2)となっているようです。 そんな"Mobility RADEON 7500"を搭載するこのボード。なんと"Apple PowerBook G4 DVI"のロジックボードです。端的に言えばMACの高級ノートPCのメイン基盤ですね。 グラフィックメモリは、オンチップで三星の64MBit DDR-SDRAMを2枚、さらにオンボードで同じチップを2枚搭載し、合計32MBとなっています。 ちなみにこのボード、載っているはずの"PowerPC G4"が引っぺがされていますが、そういうジャンクボードだったんですコレ。 なお "PowerBook G4 DVI"の仕様は、CPUに"PowerPC G4 800MHz"+1MBのL3キャッシュを搭載し、メモリは512MBのSDR-SDRAM、GbEが標準装備のうえ、DVI出力が可能で、 ディスプレイは15.2inchの大画面。そしてお値段は\419800。(M8592J/A 仕様の場合) ぐはぁー、高っ。という代物です。 |
| IBM FireGL1 (RZ1000) 05.05.11 〜 05.06.10 | ![]() | ![]() |
| このチップ、タイトルでは"IBM FireGL1"としていますが、正確には"IBM RZ1000"という名称です。 わかりやすく"Diamond FireGL1"に搭載するIBM製のラスタライザを"IBM FireGL1"と呼称してみました。 というわけで、今回は一般的なグラフィックカード(チップ)ではありません。 このカードはDiamondがワークステーション用として開発した"FireGL1"というもので、基本的にマルチCPU環境におけるOpenGLでの使用が前提となっています。 さてその搭載部品の中でも一番目立つ、白いセラミックFCBGAパッケージのチップが、このカードのために開発されたIBM製の256Bitラスタライザ "RZ1000"です。 もちろんラスタエンジンだけでなく、VGAコントローラと250MHzのRAMDACも内蔵し、PCI/AGP2xバスをサポートしているので、 通常使用においても一般的なグラフィックチップとして十分な機能を持っています。 24BitのZバッファや、1920x1200で32ビットTrueColor表示、4面のマルチスクリーン表示が可能など、今見ても高性能です。 なおジオメトリ処理については、ハードウェア的なジオメトリエンジンが搭載されていないため、CPUで行う事になります。 この当時の最速CPUであるPentium3に搭載されたSSEのSIMD拡張命令を利用し、マルチプロセッサで処理することで、 ハードウェアジオメトリエンジンは不要というコンセプトのようです。したがって動作条件はPentium3以上となっています。 ちなみに、Diamondは一時倒産しましたが、"FireGL1"の後継である"FireGL2"がATiに引き継がれ、ATiのOpenGLソリューションとしてかなりの長期間売られました。 なお今でもFireGLの名はATiのブランドとして残っています。 とまぁそんなカードですが、実際OpenGLを使う環境も無いので速いのかどうかわかりません。 主要部品としては、グラフィックチップに"IBM RZ1000"、メモリにはGIEMENS製 16Mbit SGRAMをなんと16枚も搭載しています。 基盤全体としてはちょっとDiamondらしくない雰囲気があります。でも"RZ1000"のパッケージが美しいので、ちょっとお気に入り。 ちなみにこのカードはジャンクで\300という捨て値だったので購入。発売当初は\110,000くらいしたカードですよ?!たった6年でこの価格とは。 捨て値だったので、捨ててもいいやという考えで、接着されていたヒートシンクファンを引っぺがしてみたわけですが、 コア欠けさせてしまいました。ちなみに、通常の2D環境では特に問題なく使用できます。 |
| S3 Vision964 05.04.11 〜 05.05.10 | ![]() | ![]() |
| S3の傑作チップ "Vision964 (86C964)"です。 Windows GDIに特化した、いわゆるWindowsグラフィックアクセラレータとしては2世代目にあたります。 第一世代の"86C911"〜"86C928"がWindows3.0をターゲットとしていたのに対し、"Vision964"は大幅に描画能力が要求されるWindows3.1をターゲットとしており、2D描画速度と描画能力において大幅な向上が図られています。 2D性能としてはこの時点でほぼ完成の域に達しており、この後3D出現までは画質面の向上以外、大きな進化が無かったともいえるでしょう。 メモリには64Bit DualPortDRAM、RAMDACは外付けとなります。 なお、"Vision964"はこの世代ではハイエンドに属するチップで、最高峰"Vision968"とはHardwareDCI機能の有無だけで、描画能力では同等となります。 今回は"Vision964"を搭載する2枚のカード。1枚はDiamondの"STEALTH64PCI"。通常のPCIバス接続のハイエンドカードで、それなりの設計となっているようです。 もう1枚はEPSONの"PCSKB5"。EPSON PC-98x1互換機の最後期に登場した、PC-486/586シリーズに搭載可能な独自PCI仕様のカードです。 ボードはEPSONの設計ですが、ドライバはCanopus製。このため、安定性や最適化はCanopus製品に匹敵するものとなっています。 "STEALTH64PCI"および"PCSKB5"は、どちらのカードもRAMDACにはBrooktreeのBt845を、メモリには三星の256KB DualPortDRAMを8個搭載しています。 なお、"STEALTH64PCI"は普通のカードなのですが、"PCSKB5"は独自仕様のため結構面白いカードです。 独自I/F仕様に対応するためだと思われるEPSON製のQFPチップ(GLUE?いやもしかしてASIC..なわけは無いか)と多めのロジックICを搭載しています。 フィルタ等のアナログ的な部品はPCのメイン基盤側に載っているようで、"PCSKB5"にはほとんど載っていません。そしてたぶん基盤は6層。 基盤面積が小さいところに、当時の大きいICパッケージと、盤面に配されたコネクタ類が所狭しと並んでおり、表層にはほとんど配線余地がありません。 このため各チップから出た線はすぐに内層へ潜っており、当時としてはなかなか詰まった設計となっています。 ちなみに、私が初めて自ら購入した(EPSON PC-586RAに標準搭載されていた)グラフィックアクセラレータがこの"PCSKB5"なので、思い入れのあるカードです。 |
| NumberNine Imagine128 Series2 05.03.11 〜 05.04.10 | ![]() | ![]() |
| ついにきました、ナンバーナインのビデオカード。ビデオカードマニアは必ず持っていなければいけないのが、#9社製のビデオカード。 しかも、#9社独自開発のビデオチップの載ったカードじゃなきゃ意味がありません。 #9社というのはその昔、ビートルズ好きな趣味人が、採算度外視の品質と設計思想をもって、高品位・高画質・高性能を追求したビデオカードを作っていた会社です。 意味不明?まぁ、いいんですそういう会社があったんです、今はありませんが。 とまぁ、いきなり話がすっ飛びましたが、今回はその#9社製チップ"Imagine128 Series2"搭載のカードです。 他社とは一線を画す超高級グラフィックカード専門メーカーの#9社が、既成のチップでは満足行かず独自に設計したのが"Imagine128"。 当時としては異例のフル128bitチップで、パフォーマンスは他社をブッチギリに引き離し、当時最速・最高画質を誇っていました。まぁ、価格も最高だったようですが。 そんな名作"Imagine128"の後継が今回の"Imagine128 Series2"というわけです。 前作"Imagine128"をベースに、メモリ関連を強化。EDO-DRAM、EDO-VRAM、H-VRAMと高速なメモリが使用可能となっています。 また、RAMDACは当然外付けで、基本的にはIBMのBlueDACと組み合わされます。また、当時としては珍しいBGAパッケージを採用している点も見逃せません。 まぁ"Imagine128"のピン数を見れば、BGAにしたのも必然とは思いますが。 ちなみに、初期のボードではVGA BIOSの開発遅れから、VGA専用にCLの"GD5424"を外付けで搭載し、デュアルグラフィックチップ仕様となってていましたが、 後期版ではVGA BIOSの完成により外付けビデオチップはなくなりました。 さて、その"Imagine128 Series2"搭載のこのカード。当然ながら#9社謹製で、ビデオメモリはOKIのEDO-DRAM、RAMDACはIBM 37RGB526を搭載しています。 "GD5424"とそのVGAメモリ搭載用の空きランドはありますが、搭載はされていません。#9の特徴である透かし(内層ベタグランドに、ビートルズに関連した透かし文字が入っている)は"EIGHT DAYS A WEEK"。 この透かし文字からすると、どうやら"Imagine128 Series2"搭載のカードでは低〜中級に位置するカードのようです。とはいえ、見たところ部品から設計に至るまで全く手抜きがありません。 初めて所有する#9カードとしては、なかなか良い一品と思われます。こうなると#9最後の遺作、"RevolutionIV"とか欲しくなってきたり。 |
| Matrox MGA-Millennium 05.02.11 〜 05.03.10 | ![]() | ![]() |
| Matroxで最も成功し、最も賞賛を浴びたグラフィックチップ、"MGA-2064W"。通称"Millennium"。 メモリにWRAMという特殊な高速DRAMを採用し、"MGA-2064W"とは64Bitバスで接続されています。これにより他を圧倒する高速な2D性能を発揮しました。 当時最速の2D性能と高画質で、数々の賞を受賞。中高級ビデオカード市場を席巻し、その後の"MillenniumII"へと続く礎となったチップです。 ある意味このチップの大成功により、Matroxは3D時代への転換が遅れ、時代に取り残されていったようにも思えます。 Matroxと言えばシャープエッジのいわゆるMatrox画質で有名ですが、そのMatrox画質が確立されたのもこのチップです。 3D描画機能は一応搭載しているようですが、Direct3D機能はほとんどサポートされていないません。 そんなこのカードはMatrox純正の"MGA-Millenium 4MB"。RAMDACにはTI製の"TVP3026"を搭載。メモリはその名のとおり三星製の8Mbit WRAMを4個搭載しています。 カードの造りは当時のMatroxらしい設計で、派手さは無いもののいたって真面目に作られています。 なお、メモリ増設コネクタに4MBのメモリカードを挿せば、合計8MBまで増設できるようですが、いまさら入手は不可能ですね。 |
| nVIDIA RIVA128 05.01.11 〜 05.02.10 | ![]() | ![]() |
| それ以前、それ以後として語られる歴史の分岐点であり、時代を3Dにシフトさせた業界の革命者。 とまぁ、多少大げさな紹介の今回のチップは、nVIDIAの"RIVA128"。 それまでも3Dエンジンを統合したチップはありましたが、それらの3D描画能力はあくまでも機能上Direct3Dに対応しているだけで、実質はオマケ程度。 本格的な3Dゲームなどをする場合は、3D専用チップを搭載した別ボードを使うのが当たり前でした。 そんな中、専用ボードの3Dを一蹴し過去の2Dを凌駕する、本格的な3Dと高性能の2Dグラフィックを統合して登場したのがこのチップ。 当然、市場からは大きく歓迎され、"RIVA128"より以降は、高性能3Dエンジンが載っていることが常識となり、また、グラフィックが高速・高性能といえば3D性能の事を指すようになりました。 この"RIVA128"の大成功により、名もあまり知れていない新興のグラフィックチップメーカーが、一躍業界のトップランナーに踊り出る事となったのです。 今でもその独走は揺るいでいませんが、やはり"RIVA128"の功績があってこそ。nVIDIAにとっても革命者なのです。 さて、その"RIVA128"を搭載するこのカードは、ASUS製の"AGP-V3000"。オーソドックスな構成で、ミドルクラスとして設計されているようです。 "RIVA128"はVRAMを4MBまでしか扱えないので、このカードもMoSysの8Mbit SGRAMを4個搭載して最大メモリ構成となっています。 このカードの場合、チップに小さなヒートシンクが付けられていましたが、"RIVA128"は基本的にヒートシンクレスでも問題ありません。 チップファウンダリの差異や、クロックが違うなどあるのかもしれませんが、 高温下での安定動作を考慮したメーカーの良心ってところですかね。 |
| SCE GS 04.12.11 〜 05.01.10 | ![]() | ![]() |
| 今回は番外編。PC用では無いけれど高性能な3Dグラフィックチップ。Sony Computer Entertainment社製の"Graphics Synthesizer"、通称"GS"です。 簡単に言えばPlaystation2のグラフィックを担うグラフィックプロセッサ。0.25umピッチで、150MHz動作となっています。 4MBのDRAMを内蔵していますが、メインメモリもグラフィック用に使用できます。7.5M Polygon/sの3D描画能力を持っており、当時としては突出した性能を誇っていました。 このGSは2代目の"CXD2944GB"で、SCPH-1800以降に搭載。初代GSの"CXD2934GB"が特徴的なEBGAパッケージだったのに対し、一般的なFCBGAに変更されています。 なお、後ろに見えるEBGAパッケージのチップがメインプロセッサの"Emotion Engine (CXD9615GB)"、通称"EE"。 GSとEEは大きなヒートシンクに接していて、そのヒートシンクはリアのファンで冷却される構造になっています。 SCPH-1800以前は、基板上にEBGAのEEとGSが並んで搭載されていたため、サイバーで萌える雰囲気だったのですが、SCPH-1800以降ではGSがFCPGA化されてしまったため面白みも半減してしまいました。 ちなみに最新のSCPH-7000以降では、さらにEEとGSが統合されワンチップ化されています(CXD9833GB)。 というわけで写真撮るためダケに、ついにプレステ2をバラしてしましました。 保証期間は過ぎているのでまぁ良いですが、封印を引っぺがしてしまったので修理も受け付けてもらえません。 |
| S3 ViRGE/VX 04.11.11 〜 04.12.10 | ![]() | ![]() |
| "ViRGE/VX"正式型番は"86C988"。S3社の黄金時代を築いたViRGEシリーズにおいて、"ViRGE(86C325)"の上位版として登場したミドルハイレンジのグラフィックチップです。 ViRGEの名を冠してはいますが、実質は"Vision968(86C968)"の後継とされています。 型番からも"ViRGE(86C325)"、"ViRGE/DX(86C375)"、"ViRGE/GX(86C385)"そして"Savage4(86C395)"と続くViRGE直系ファミリーとは違うことがわかります。 とはいえ一応はViRGEシリーズの特徴である3Dエンジンを搭載。Direct3D対応ですが能力的には"ViRGE"レベルなので、現代では実質2D専用です。 しかしさすが"Vision968"の後継だけあって、2Dは既に完成された域に達しており、最大2048x1536ドット(256色)という当時としてはトンでもない最大解像度と、 1600x1200時にNI,FFで垂直85Mhzという現代でも通用する表示能力を実現しています。 また、"ViRGE/VX"は当時としては珍しいBGAパッケージを採用し異色を放っていました。 というわけで、このカードは"ViRGE/VX"を搭載するSTB社のVelocity3D。IBMのEDO RAMを8個搭載し、たぶん合計4MB。 基盤や搭載部品を見る限り「ビデオチップが高級なので最低限まともな部品を使ってみました」という感じで、あまり真面目に作ったようには思えません。 というわけで、あまり萌えポイントがないカードですが、ViRGEシリーズでは"ViRGE/GX"についで希少な"ViRGE/VX"を搭載するということで、コレクションにはいいかも。 |
| Intel i740 04.10.11 〜04.11.10 | ![]() | ![]() |
| 戦略的失敗作。かの大手半導体メーカーがその成功に浮かれ、稚拙な戦略と設計のもと世に送り出したグラフィックチップ。 CPUやそのチップセットを柱としてPC業界を席巻したIntelですが、何故かグラフィックチップは手がけていませんでした。 そんなIntelが初めて作ったのが"i740"です。性能としては"RiVA128ZX"よりちょっと3D性能が良いレベル。 AGP2xに対応していますが、基本的にIntelチップセット以外での動作保証がされない(動かないことも多々)という、傲慢仕様となっています。 ミドルハイクラスを目指していたようですが、独自AGPによる互換性の低さと、高解像度では24bit色までしか出せず、リフレッシュレートも上がらないなど、 その戦略とは裏腹な性能ゆえに、最後はエントリークラスとして売られました。 というわけで、技術力があるのに適当なモノを作って、あまつさえCPUの減価償却済みラインで製造しようなどと目論んだために、市場を混乱させただけで終わりました。 なおインテルは後継として"i752"を開発しましたが単体販売はされず、"i810"チップセットにコアだけ組み込まれました。 結局"i740"が最初で最後のインテル製単体グラフィックチップとなっています。そんな"i740"を搭載するのはメーカー不明のカード。 メモリには三星の16Mbit SGRAMを4個搭載。みたところあまり力の入っていない設計と思われます。同じくi740を搭載するDiamondのカードと比較すると一目瞭然です。 なお、画質はいちおう及第点ですがリフレッシュが低く色が少ないので、現代では使い物になりません。 |
| Matrox MGA-Mystique 04.09.11 〜 04.10.10 | ![]() | ![]() |
| "MGA-1064SG"通称"Mystique"。なお、基本的には"Mystique"はブランド名で"Mistique G200"という"MGA-G200"搭載のカードもありますが、今では単に"Mystique"といえば"MGA-1064SG"のことを指します。 当時Matroxがラインナップしていたのは、かの傑作チップ"MillenniumII"。これはすばらしい性能でしたが、いかんせん価格が高くハイエンド向きでした。 そのため、ミドルレンジへの進出のために開発されたのが"Mystique"です。 廉価版とはいえそこはMatroxの製品、当時の主流チップであったS3製の"ViRGE/DX"などとは比べ物にならないほど高性能な仕上がり。 このチップでMatroxとしては初めてRAMDACを内蔵してワンチップ構成となっています。またメモリは64Bit接続で、DirectDrawやViRGEレベルの3D描画機能も搭載しています。 といったわけで、このボードはMATROX純正の"Mystique 2M"。三星製8MBitのSGRAMを2個搭載。 またFeatureコネクタの類がたくさん載っており、2つはメモリの拡張用、あとの3本は不明。といっても元々使われる予定も無さそうな感じです。 フィルタ類もまともな設計っぽく、基板の眺めも実に真面目な造り。廉価でも妥協のない設計なところがいいですね。当時のMatroxの余力が感じられます。 余裕ない時期に出た"G450"、G550"などの不真面目な製品と違って。 |
| ATI RageIIC 04.08.11 〜 04.09.10 | ![]() | ![]() |
| ATIの廉価チップ。"RageII"のパッケージ変更版が"RageIIC"となります。"RageII"は基本的に"Mach64"に3Dエンジンを付加し、AGPに対応させた程度のチップ。 2D性能は定評のあるMach64ベースで実用充分ですが、3Dに関してはエンジンを搭載していると言っても、"RIVA128"のような本格的なものではないため全く使えません。 当時としてもショボいチップでしたが、かなりの安価だったのか、廉価PC向けのVGAカードやオンボード用として多くのメーカに採用され、息の長いモデルとなりました。 そんな"RageIIC"をオンボード採用するのが今回のカード...では無くマザーボード。"Florida-C"というTrigem製のOEM向けマザーボードで、真中あたりに"RageIIC"とビデオメモリが搭載されています。 チップは低発熱のため、ヒートシンクレス。メモリにはLG製の16MBit SDRAMを2個搭載していますが、現代では少すぎて実用的ではありません。 一応、空きランドにあと2個搭載できる様子。また、マザーオンボードな上にBGAパッケージのため、パターンの引き回しなどは不明。 見たところバスラインなどはいきなりレイヤ2以降に潜っているようで、目でパターンを追うのはお手上げですが、一応AGP接続のようです。 画質的にはいたって普通ですが、メモリの少なさからくる解像度の低さは如何ともしがたく、1024x768までが実用域。 しかしメモリさえ載っていれば、高解像度で高リフレッシュレートを実現できる実力はあるようです。さすがはATI。 |
| nVIDIA GeForce4 MX440SE 04.07.12 〜 04.08.10 | ![]() | ![]() |
| nVIDIAのボトムエンドを受け持った廉価チップ、"GeForce4 MX"シリーズ。"Geforce4"の名前を冠していますが、実際は"Geforce2"(NV15)をデチューンしてnViewを搭載したようなチップです。 さてその"GeForce4 MX"シリーズ、"MX440SE"を搭載するのは、Aopen製の"GeForce4 MX440SE"というそのまんまのネーミングのカード。設計もリファレンスデザインそのままで、ADATA製の128Mbit SDR-SDRAMを4個搭載しています。 唯一のオリジナリティとしては、レジスト色が黒と言う事ぐらい。一応最近のカードらしく、廉価品とはいえ3D(ゲームしない限り)も2Dも実用上問題ない速度と画質で必要充分です。 また発熱はあまり多くないのでヒートシンクのみのファンレスとなります。同じファンレスでも"GeforceFX5200"のように恐ろしい熱は出ないので、静音・低発熱を目指すマシンなどにはお勧め。 ちなみに、前世代の廉価チップである"Geforce2 MX400"とは、まずベースとなるコアが違うところからはじまって、メモリバスが128bitになっていたり、メモリ圧縮転送技術やnViewを搭載している事など相違点は多いのですが、 実際の使用感としては、画質、3D処理能力、2Dの使い勝手共にほとんど変わりません。3D能力が低い原因は、SE版 + SDR SDRAM仕様のせいと思われます。 MX440SEはMX440をさらにダウングレードさせた、いわゆる低クロック版。さらにメモリはDDR-SDRAMではなくSDR-SDRAMを搭載しており、アドバンテージとなるはずのメモリバンドが全く生かされないという、速度無視の設計。 しかし、DirectX8対応やnView搭載といった機能面でのメリットは多く、まだまだ現役バリバリのカードです。 |
| IMS TWIN TURBO 128+ 04.06.10 〜 04.07.11 | ![]() | ![]() |
| 聞いたことの無いグラフィックチップと、IBMのBlueDACを搭載、一応PCIっぽい...とくれば買うしかない。とまぁ衝動的に買ってしまったジャンクカードなのですが、どうにもサッパリ詳細不明でした。 そんなわけで調べてみたところ、どうやらMAC用のPCIグラフィックカードで、搭載しているのは"IMS TwinTurbo128+"という物らしいことがわかりました。 PowerMAC9x00の時代に、MAC用で最強を誇ったグラフィックチップらしく、128bitチップで高速処理ということになっていますが、3Dエンジンは搭載していません。 当時MAC派ではなかったので、評判や使用感などはさっぱり不明です。 また、IMSという会社が"TwinTurbo128"と、"TwinTurbo128-3D"というチップしか出していないところを見ると、速攻でグラフィックチップから撤退したと思われ、情報が少なく詳細はやっぱり不明。 というわけでこのカードですが、メーカーは不明。搭載部品としては、RAMDACに"IBM 37RGB624"、いわゆるBlue DACを搭載。またメモリには三星の4MBit VRAMを8個搭載しています。 他はそれなりに高級カードといった様相で、フィルタなどもしっかり設計されていそうです。信号も独特なラインで引き回されており、独自の設計概念が見受けられます。 動作確認できないのは残念ですが、まぁ、ジャンクコレクションの一環という事で。 |
| Trident BLADE 3D 04.05.09 〜 04.06.10 | ![]() | ![]() |
| 今回はTrident社初のDirect3D対応グラフィックチップ、"BLADE 3D" (9880)です。 3D描画能力はオマケ程度、2Dは一応実用レベルといういわゆる低性能安価路線のチップで、唯一のアドバンテージは低発熱なためヒートシンクいらずということでしょうか。 また、この時代のグラフィックチップは既にBGAパッケージ全盛であったはずなのに何故かQFPパッケージとなっており、実装面積が大きいという欠点もあります。 こんなチップですからマーケット的にも成功とは言いがたく、Tridentは衰退の一途をたどることになりました。 とまぁダメダメチップなのですが、唯一の長所である低発熱な点が買われたのか、VIA社の"Apollo MVP4"、"Apollo PLE133"などの統合チップセット用グラフィックコアとして採用されました。 単体チップとしてはマイナーな"BLADE 3D"ですが、実は人知れず売られていたわけです。 しかしその後VIAがS3のグラフィック部門を吸収したため、Trident製コアが採用される事もなくなり、そしてついにはTrident社自体も無くなってしまいました。 そんな斜陽グラフィックチップを搭載するこのカードは、SPAKLE製の"SP9880"というもの。ローエンドカードにしては高級な現代製の16MBit SGRAMを4個搭載しています。 他には、引き回しや搭載部品など特に見るところも無いカードで、良くも悪くも無い平凡な設計です。 |
| Matrox MGA-G200 04.04.12 〜 05.05.08 | ![]() | ![]() |
| Matroxの傑作チップ"MillenniumII"と"MGA-G400"。この橋渡しを担ったチップが"MGA-G200"です。 "MilleniumII"は、2D性能の高さと高品位であることから、ビジネスやグラフィック用途には一定の支持がありました。 しかし、変革者"RiVA128"が登場してから時代は一気に3Dへと本格転換し、各社からも3Dグラフィックチップが発売されて、Matroxは完全に取り残された状態となりました。 そこで登場したのが"MGA-G200"です。"RiVA128"程度の3D描画能力と"MilleniumII"の2D性能をあわせ持つ高性能チップでしたが、 このころからグラフィックチップの高性能化サイクルが急激に短くなってきたために、時既に遅し。 結局巻き返しを図るには至らず、マイナーチップとなってしましました。しかし、その2D性能を買われて主にビジネス用途などではそれなりに活躍。 途中で0.25uプロセスにシュリンクされ、意外と息の長い製品となりました。 そんな"MGA-G200"を搭載するのが今回のカード、"Matrox MillenniumG200/SG"です。 0.35uプロセス品なのでヒートシンクを装備(0.25uプロセス版はヒートシンクレス)。 メモリには三星製の16MBit SGRAMを4個搭載、さらに増設用ソケットに専用メモリモジュールを搭載すると合計16MBまで増やせます。 2Dだけで使う分には全く問題ない速度と画質で、この時代のチップとしては高解像度で高リフレッシュレートが設定可能。 AGP2Xなので最新MBには適応できませんが、ビジネス用途としては今でも充分実用です。 |
| Weitek Power9100 (with IBM RGB525L) 04.03.09 〜 04.04.11 | ![]() | ![]() |
| 今回の主役はグラフィックチップではなくRAMDAC。現在ではグラフィックチップに統合されていますが、当時はRAMDAC外付けが常識でした。 RAMDACは最終的な出力段を受け持つチップなので、グラフィックチップのデジタル処理がいくら素晴らしくとも、RAMDACの性能如何で画質が変わるもの。 そのためグラフィックチップ同様に各社が様々なRAMDACをラインナップしていました。その中でも最高峰であったIBMのRAMDAC。 主にハイパフォーマンスなビデオチップと組み合わされて、いわゆる高級ビデオカードとして販売されました。 このIBM製RAMDACは、その特殊なパッケージ色から"BlueDAC"と呼ばれており、見た目の美しさや当時高価で高性能であったという事もあって、今だに伝説的..というよりマニアや信者を擁する存在となっています。 さて、そんな"BlueDAC"を搭載するこのボードはDIAMOND製の"VIPER PRO PCI"。一見して高級なカードで、メインのグラフィックチップは以前にも登場したWEITEKのPOWER9100。 RAMDACにはIBMの"BlueDAC"シリーズ"RGB528"の廉価版と思われる"RGB525L"を、VRAMにはIBM製4MBitのDualPortDRAMを4個、そして基板裏面には動画用エンジンのWEITEK VideoPower9130を搭載しています。 これぞマニア垂涎アイテムフル装備。ただ、真のマニアに言わせると、DIAMOND製などは邪道で、#9社製でないと萌えないようです。 |
| ATI Rage128GL 04.02.11 〜 04.03.08 | ![]() | ![]() |
| ATI初の3Dエンジン搭載チップ"RAGE PRO"の正常新化版が"Rage128"シリーズです。 しかしこの"Rage128"シリーズは、本来の市場登場時期を逸した感があり、nViDIAなどのチップと比べて相対的に高性能ではなくなってしまいました。 但しそれは3D処理だけの話で、その他の性能ではATIらしい素直な発色と良好な画質により、3Dを必要としない用途では健闘しました。 今回はその"Rage128GL"を搭載するカードで、このころから拡大しはじめたTVキャプチャ市場用として、ATIが販売した"All In Wonder 128"。 これはTVチューナとキャプチャ機能を持たせたビデオカードで、"Rage128GL"による良好な画質と3D描画機能、純正ならではの安定性とユーザビリティー、使いやすいアプリケーションなど、高機能・高性能のわりに安く販売されて一世を風靡しました。 ATIはそれ以前にも"All In Wionder"などのキャプチャ機能付ビデオカードを発売していましたが、高性能な3Dグラフィックチップを搭載したものはこれが初めてであり、市場が待ちわびていたトレードオフの無い製品として歓迎されたのです。 さて、"All In Wonder 128"は前述の通りグラフィックチップに"Rage128GL"を、VRAMに三星製の64MBit SDRAMを4個、ビデオエンデックにはATIの"Rage Theater"を搭載しています。 この"Rage Theater"はハードウェアMPEG2エンデック、RGB-NTSC変換、ビデオキャプチャ機能を持つ統合サブセットチップで、"All In Wonder128"の中では影の主役とも言えるでしょう。 但し16MB版の"All In Wonder128"では、出力系にATI製"ImpacTV2"、入力系にBrooktree製"Bt829"を搭載しており、"Rage Theater"搭載の32MB版より性能面で若干劣っています。 このカードは個人的にもなかなか使い勝手がよく、画質も機能も良かったので結構長い間メインのビデオカードとして使いました。 しかしAGP2xまでしか対応していないため最近のMBでは使えず、惜しまれつつも引退しました。 |
| nVIDIA GeForceFX 5200 04.01.01 〜 04.02.11 | ![]() | ![]() |
| この"nVIDIA GeForceFX5200"はGeForceFXシリーズのボトムエンドを担っているチップです。 DirectX9サポートのGPUとしては最廉価ですが、上位機種と比べて単に3D処理が遅いだけなので、画質や機能等は上位機種同様かなり良好です。 今回は珍しく最新GPUですが、逆に歴史がないぶんネタがありませんので、早速カードの紹介を。 このカードは現在メインで使用しているもので、"ALBATRON FX5200EP"というカードです。 DRAMはMicron製の256Mbit DDR SDRAMを4個搭載し、合計128MB。 出力系統はフル装備で、D-Sub15に加えDVIとS端子を装備。もちろんGeForce4以降でサポートされるnViewにも対応しています。 基盤設計はリファレンスデザインそのままですが、搭載部品はメジャーメーカが多く、電解はSANYO、DRAMはMicronとかなり真面目。 放熱機構はヒートシンクのみ。ファンが無くて静かなのはいいのですが、激しく熱が出るのでこのヒートシンクではちょっと心許ありません。 ちなみにトップ画像ではヒートシンクを外しましたが、シリコングリスが取りきれず微妙に白く映ってしまっています。 ところで、最近のGeForceシリーズにはnView機能(2画面制御機能)がついていて、動画を見るのにたいへん便利です。 TV出力にオーバレイだけを出力できるので、DVDだろうが、MPEG4だろうが、非圧縮AVIだろうが、ネットストリーミングだろうが、 とにかくどんな動画でもオーバーレイ表示されればTVで見れます。すばらしい。 |
| 3Dfx Voodoo Banshee 03.12.05 〜 04.01.01 | ![]() | ![]() |
| 3Dfx社の傑作"Voodoo Banshee"。私の最も好きなグラフィックチップ。3Dfx妖怪シリーズの頂点を極めるチップだと勝手に思っています。 3Dfx社初の2D統合グラフィックチップであり、AGP2Xに対応。同時代のライバル"RIVA TNT"と比べても遜色ない3D性能と、ブッチギリの2D性能で、それなりに高画質。 市場では"RIVA TNT"はハイエンド、"Banshee"はミドルハイ向けといった位置付けでしたが、TNTに比べかなり安い設定で販売され、価格性能比が良かったため比較的良く売れました。 結局は後発の"Voodoo3,4,5"の失敗により3Dfxは消えてゆくのですが、3Dfxが最も陽のあたる場所にいた時代の作品が"Voodoo Banshee"なのです。 というわけで今回は、その"Voodoo Banshee"を搭載した"GALLANT ILLUSION Voodoo Banshee"というカード。 基盤設計はリファレンスデザインそのままと思われますが、かなり信号同期を気にしているようなパターンが見受けられ、面白いボードです。 VRAMにはASDという聞いたことの無いメーカ製の2MB SGRAMを8個搭載しています。性能としては、画質良好、発色良好、3Dも当時としては過不足無い速度。 現代でも最低限それなりに使えるレベルのカードです。欠点は、激発熱すること。ヒートシンクのみでファンは無いのですが、とても熱いので心配になります。 というわけで、思い入れがあるこの"Voodoo Banshee"搭載のカード。実は現役だったりします。 |
| S3 Trio32 & S3 Trio64V+ 03.11.07 〜 03.12.04 | ![]() | ![]() |
| "Vision"シリーズ"で市場を掌握したS3が、バリューセグメントでもシェアを確固たるものとする為に送り出したのが、一連の"Trio"シリーズ。 実際、高級機が"Vision"シリーズや"POWER9x00"シリーズのカードを搭載していたのに対し、"Trio"シリーズは普及機の多くにオンボード搭載などで採用され、かなりの数が出回りました。 この"Trio"シリーズはいわゆる廉価チップですが、中身は多分"Vision"ベースだと思われ、2D画質はそれなり。 機能削減度合いによって多くのバージョンがありメインの"Trio64"シリーズのほかに、メモリバスを32Bitに削減した"Trio32"シリーズがあります。 というわけで今回のボードは、"Trio32 (86C732)"を搭載した"DIAMOND StealthSE"と、"Trio64V+ (86C765)"を搭載した"Canopus PowerWindow T64V"です。 この"StealthSE"は滅茶苦茶ヘボいボードで、VRAMには NEC製の4Mbit FastPage-DRAMを2個搭載して合計で1MB。明らかに少なすぎるVRAMと、特に見るところの無い設計で、いかにも廉価品といった雰囲気。 一方、"T64V"はさすがCanopusといった感じで、日立製の 4Mbit EDO-DRAMを4個搭載し、フィルタ類もまともに設計されているようです。 ちなみにアドオンボードを装着することでビデオ入力が可能になるようですが、詳細は不明。 画質については、どっちも起動したことがないのでわかりませんが、この時代の平均レベルと思われます。 |
| ATI Mach64-VT 03.10.11 〜 03.11.07 | ![]() | ![]() |
| いまやATIといえば、nViDIAとGPU市場の双璧をなす会社ですが、この"Mach64-VT"は、ATIが今ほど振るわなかった頃のチップです。 "Mach-8"や"Mach-32"の時代、ATIチップ搭載のPC/AT用カードはアフターマーケットではマイナーな存在でした。むしろMAC PCに採用されていたので、そちらがメインだったわけです。 しかし、"Mach64-CT/GX"を発表してからだんだんとPC/AT用のボードにも採用され始め、その廉価版である"Mach64-VT"でRAMDACを統合し、それなりに安く販売されたため、オンボードグラフィックとしてもよく使われるようになりました。 そんなATIの良作、"Mach64-VT"を搭載するこのボードは、メーカ不明、型番不明の廉売品。メモリには Mosel-Vitelic製の 8Mbit EDO-DRAMが2個搭載されています。 画質は目立った特徴は無く素直で、発色も自然で好感が持てます。しかしボード設計のせいか、ちょっとボヤッとした締まらない感じです。 まぁどうせ使うことはもう無いんですけどね。 |
| Weitek Power9100 03.09.01 〜 03.10.11 | ![]() | ![]() |
| 今は無きWeitekのグラフィックチップ、"POWER9100"。グラフィックチップ戦国時代の急先鋒で、性能的にも"Vision964"と同レベルと実力は充分だったのですが、後が続かずWeitek自体が消えてしまいました。 Weitekのチップは当時意外とメジャーで、POWER9000/9100 採用のPC-98x1用ウィンドウズアクセラレータが各社から出ていたり、"POWER9100"が富士通FM-Vの一部で採用されたり、Canopusが好んで使っていたので今でもたまに見かけます。 ちなみに"POWER9100"は基本的に中級〜高級ビデオカードに採用されるケースが多く、いわゆる高級チップでした。 そんな懐かしいチップを搭載するこのカードは、上記FM-Vに搭載される富士通製のもの。型番は不明。RAMDACには AT&Tの"ATT20C505"という珍しいものを搭載。 また、三星製の256KB DualPort-DRAMを8個搭載して合計2MBのVRAMとなっています。画質は同世代のカードの中では良いですが、発色は特筆することの無いレベル。 というわけで、懐かしのグラフィックチップと珍しいDACの組み合わせで、マニヤが喜ぶカードです。 |
| Trident TGUI9680 03.08.02 〜 03.09.01 | ![]() | ![]() |
| Tridentが在りし日の栄光を語る上で重要なグラフィックチップ"TGUI9680"です。Tridentが満を持して(単に遅れたとも言う)発表した、同社初のウィンドウズアクセラレータチップで、 比較的廉価なわりに高速だったため、メーカ製PCのオンボードグラフィックチップとしてよく使われました。 RAMDACは内蔵で、メモリは廉価なEDO-DRAMを使用、ハードウェアDCI対応ビデオアクセラレーション機能を搭載しています。 写真のボードはメーカー不明、型番不明のジャンク品。LG製の 4Mbit EDO-DRAM が4個搭載されており、ソケットに4個追加することで、4MBまで増設可能となっています。 画質等に特徴も無く、特に思い入れも無いボードですが、 S3 86C968、ATI Mach64、CL GD5434 等がシェアを争うグラフィックチップ戦国時代、その一角をなしていた偉大なるグラフィックチップということで、懐かしさがあります。 |
| Matrox MGA-G400 03.06.20 〜 03.08.01 | ![]() | ![]() |
| Matrox製の一般向けグラフィックチップとしては、ひとつの頂点とも言える"MGA-G400"。 個人的に好きなグラフィックチップです。高画質で名を馳せた"MGA-2164"(MillenniumII)に3D描画機能を付加した"MGA-G200"。 これをさらに大幅改良した"MGA-G400"は、当時トップクラスの3D描画能力を持ち、後期ロットではAGP4Xに対応したり、 デュアルヘッドと呼ばれるデュアルディスプレイ機能を使えたりと、かなり先進的な設計になっています。 エッジの立った絵作りで有名なMatroxらしい画質、高速な2D描画と、それなりの発色で、非常に使いやすいチップです。 写真のボードは"Matrox Millennium G400 Single head" で、後期型"G400"を搭載してAGP4Xに対応、デュアルヘッド機能は非搭載になります。 VRAMはMicron製の16Mbit SDRAMが8個搭載されています。また、撮影時には外しましたが、G400にはヒートシンクが装備されています。 このボード以外にもう一枚、SGRAM仕様の"Millennium G400 Single head"も持っていますが、こちらは初期型"G400"のためAGP2X仕様で、最近のマザーでは使えません。残念。 |
| I-O DATA ZF-16 03.05.23 〜 03.06.19 | ![]() | ![]() |
| 純国産のI-O DATA製グラフィックチップ"ZF-16"です。現在のところ、これに続く一般向け国産グラフィックチップはまだ登場していません。 当時の標準的グラフィックチップである"S3 86C928"や"CL GD5428"に比べても遜色ない速度・性能で、初開発なのにいきなりトップ性能。 アイオーデータというメーカが、ただの周辺機器メーカではないという事を証明したチップです。 その当時この手のボードは、ハイレゾボードやらウィンドウアクセラレータと呼ばれており、主にWindows3.0/3.1で使用されました。 写真のボードは"I-O DATA GA-1280A"で、C-Bus接続。"ZF-16"搭載ボードではハイエンドにあたります。シールで隠れていますが、RAMDACには"Bt485"を搭載。 また、後ろに整然と並んで立っているのはVRAMで、三星製の1MBit DualPort-DRAMを16個搭載。 なおこのDRAMは、今ではほとんど見ることのないSIPパッケージ。こんなのが16個も並ぶとちょっと壮観です。 ちなみに、まだこのボードのドライバーがダウンロード出来ちゃったりするのがスゴイ。さすがアイオーデータ、裏切りません。 |
| S3 Vision868 03.04.18 〜 03.05.23 | ![]() | ![]() |
| 今はなき、S3社製のグラフィックチップ"Vision868 (86C868)"です。 この"Vision868"は、かの名グラフィックチップ"Vision964 (86C964)"に、ハードウェアDCIサポート機能を追加した"Vision968 (86C968)"の兄弟版。 "Vision968"とはメモリインターフェースが異なりますが、他は同一です。 写真のボードは"Canopus PowerWindow868PCI"で、RAMDACには手前にピンぼけて写っている"S3 86C716"を搭載。 後ろに整然と並んでいるのはVRAMで、1MBitのEDO-DRAMが16個搭載されています。 なお、このEDO-RAMは日鉄セミコン(NPN-X)製で、マニアを泣かせる粋な演出となっています。 |